TOP > Leaves目次 > [VOL.55] 冬のアイテム、手作りにこだわるなら…


これ、なんだか分かりますか?学校の教科書では見たことがあっても、実際に手に持ったことのある人ってそんなにいないのでは?

…そう、綿花です。綿花と言うのは、ふわふわワタの種子を包む繊維のことです。 コットンとも言うのですが、最近よくオーガニックコットンとかナチュラルコットン という言葉を耳にするようになったと思いませんか?コットンの自然な風合いが定番 の人気になってきているのですね☆
bao-bab.netでもコットン製品はオススメです。

話を戻しまして、コットンのもとになる「綿花」ですがこの白いふわふわ繊維は花ではありません。まずクリーム色の花が咲き、その花は開花した翌日にはピンク色に変わるそうです。実がなり、それが徐々にはじけてふわふわのコットンボールとなるのです。そして乾燥させたものがコレ。これが木綿糸のもとになるなんて不思議ですね。

木綿といえば、とっても古くから活用されていたようですよ。紀元前2000年までさかのぼり、原産地はインドとアフリカと言われ当時から繊維として使われていたとのこと。今は日本でも色々な柄のバリエーションがある「インド綿」が定着していますよね。こんなに深い歴史があったなんてなんだか不思議な感じです。
日本には、平安時代に伝えられたとされています。木綿が無い時代は、絹や麻が主に使われていて、庶民は麻を、貴族は絹の衣服を身にまとい特に庶民は冬でも麻の衣料を使用していたそうです。
麻は丈夫だけれど保温力がありません。また、生地を作るのに非常に手間がかかるそうです。それに比べて木綿はふかふかと柔らかく、温かく、分業で生地を作れるので手間がかかりません。そのためか次第に綿花の栽培が広まり、江戸時代の初め頃には麻から木綿へと徐々に移行して行き、木綿が反物として流通し始めたようです。
現在ではあのゴワゴワした麻の素材感がまたオシャレに見えるのですが…。

一時日本の綿の輸出量は世界一だったものの、次第に安価なアジア産の綿布に押され、現在の生産量は減少しているようです。綿花を栽培している農家も、残念なことに昔と比べてとても少なくなっているみたいです。

そんな中、花屋さんに行って発見したのがこの綿花!!(右写真)
ものの珍しさでつい購入してしまいました。一本の枝にコットンボールが8個。まるで繭玉のようにキュートです☆せっかく本物のコットンボールがあるんだから、糸を作ってみよう!…という事になりました。が、みんな初めての経験。試しに指でよってみたのですが、すぐにブチブチと切れてしまうんです。より方がたりないみたいです…


そのうち、ある「マシン」を使うと良いと知りました。
「マシン」と言ってもコレ→
割り箸に、紙の円盤を取り付けただけです。(ポイントは引っ掛けやすくする為にちょっと削った割り箸の頭です。)
とっても原始的な「道具」ですね…。


まず、種をのぞいた綿を3〜5個分片手に持ち、もう一方の手の親指と人差し指で綿 を少しずつ引き出しながらよりをかけていきます。(必ず同じ方向に回して下さ い。)

よりが戻らないように注意しながら先端をしっかり持ち、綿を引き出しながら10センチくらいの強い糸を作ります。

糸の先を、事前に作っておいたコマのきざみに挟みます。

片手で綿を持ち、もう一方の手でコマを回しながらよりをかけていきます。

綿を少しずつ引き出しながらコマを回し続けます。(回転が速いほうが強い糸ができる気がします。)

出来た糸はコマの割り箸に巻いていきます。

強くよりをかけられると、どんなに細くても糸が切れないんです!!
糸つむぎの完成品はこちら。太さがまちまちな所がまた手作り感をあらわしていますね。

手作りの糸で、フラワーモチーフを編んでみました。(写真左)
もっと糸を細く作れたら、繊細なレース編みも出来ると思います。これからクリスマスに向けて、手作りの毛糸で手編みの小物を作ってみるのもなんだかこだわりがあって素敵ですね☆