スミス
1975年 東京生まれ。
雑貨店勤務を経て、現在はbao-bab.net立ち上げに全力投球中。
モードとサブカルチャーに深い造詣をもつ。独特の感性でユーモアたっぷりに語る“スミス・ワールド”のファンは少なくない。
趣味は、河川敷でのフリスビー。



傘というと、まず雨傘を想像しますよね。
でも、実は雨傘よりも日傘の方が歴史が古いということをご存知でしたか?
今回は、そんな傘の話などをちょこっとご紹介します。

雨の多い中国や日本といった東アジアの地域では、雨傘も比較的早く登場していましたが(そういえば、よく時代劇で浪人が傘の内職とかしてますよね・・・)、私たちが普段使っている洋傘の雨傘が出てきたのは、ほんの数百年前のことです。 よく貴婦人の肖像画に傘が描いてあるように、ヨーロッパのルネサンス期には女性のおしゃれアイテムとして普及していき、さらにその後近代になってやっとイギリスで雨傘が開発されるに至ります。ちなみに、ヨーロッパでは女性のものとして広まったので、最初に使い始めた男性は変人扱いされたとか。お気の毒です。

それをさかのぼること数千年の昔、当時の文化の最先端の地、エジプトやインドなどで強い日差しをさえぎるために日除けとして使われていたものが、傘の起源と言われています。古代エジプトの壁画などにも傘が描かれています。中国においてもやはり紀元前から使われていたようですね。

古代の傘は現在の傘と違って、自分で持つタイプではなかったようですし、形もけっこう違います。いずれにせよ庶民に簡単に手に入るものでもなく、自分で持たないことからも分かるように、王様や貴族などの一部の人たちのものだったので、権威の象徴という意味合いもあったようです。身に着けるもの、特に頭に載せるものは権威の象徴としての機能を持つことが多いですよね。王冠やシェフの帽子とかも権威の象徴ですし。そういう面では人間は今も昔も変わらないような・・・。
日傘って現代でもやっぱり「ちょっと特別」な印象がありますよね。素敵な日傘を持ってお出掛けすれば、ちょっと特別なお出掛けになりそう。いつもはあまり日傘を使わない方も、素敵な日傘を見つけてチャレンジしてみてはどうでしょうか。